土方歳三資料館(記念館)とは?
土方歳三(ひじかたとしぞう)は
新選組の副長として幕末期に活躍しました。
そんな土方歳三に関する史料が保管されている
土方歳三資料館(記念館)をご存知ですか?
この記事では
土方歳三資料館(記念館)について紹介していきます。
目次
土方歳三資料館(記念館)とは?
土方歳三資料館(記念館)は、
個人運営の資料館であり、館長も
土方歳三の御子孫が経営している館です。
土方歳三の出身である
東京都日野市石田に位置します。
というのも、この土方歳三資料館とは
築300年の土方歳三の生家を
一般公開しているんです。
以前は生家の公開のみを行っていましたが、
遺品公開も行うために平成6年に
土方歳三資料館として開設されました。
入場料は大人500円、
小中学生は300円ですが、開館日は
個人経営なので毎日ではありません。
訪れる前に確認するのがおすすめです。
この土方歳三資料館の庭先には
土方歳三が武道を志した時に
手植えした矢竹があります。
他にも、館の入り口には
少年時代に相撲の稽古をした
旧家屋の大黒柱も存在しています。
また、土方歳三資料館でしか
購入することのできない
土方歳三関連の絵葉書や解説書なども販売されています。
土方歳三資料館(記念品)の展示品
土方歳三資料館(記念館)の展示品は
約70点余りで、主に次のようなものが
展示されています。
- 直筆の書簡
- 豊玉発句集
- 鎖かたびら
- 鉢金
- 榎本武揚書額
- 石田散薬に関する史料
- 十文字槍
- 天然理心流木刀
土方歳三の史料がたくさん
土方歳三資料館(記念館)には土方歳三に
まつわる史料が数多く展示されています。
豊玉発句集は、土方歳三が
京に上洛する前に編んだ句集です。
土方が若い頃に行商をした
土方家秘伝の石田散薬に関する資料まで、幅広く保管されているのです。
土方歳三が実際に使用した武具も
土方歳三資料館には、
土方歳三が実際に戦いで使った
武器や防具も保管されています。
例えば鎖かたびらも、
有名な池田屋事件で着用したとされる物や
京に居た頃とされるものも展示されています。
鉢金(はちがね)とは、
前頭部を保護する兜の一種ですが、
これも八月十八日の政変で土方が
着用したとされるものが保管されています。
武器も稽古に用いた天然理心流木刀や
助宗作である土方家伝来の十文字槍も見ることができます。
名刀「和泉守兼定」も1年に1回見られる!
土方歳三の刀として有名な
和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)も、
土方歳三の命日(5/11)付近にあわせて
年一度の期間限定で特別展示されています。
和泉守兼定は、京都守護職の
会津藩主松平容保から賜った貴重な刀です。
この和泉守兼定が土方歳三から
佐藤彦五郎に贈られたきた当初は、
刃こぼれがひどく、戦乱の激しさを
物語っていたそうですが、保存のために昭和初期に一度研がれています。
最後に
この記事では
新選組の副長「土方歳三」の史料がたくさんある
土方歳三資料館(記念館)について紹介しました。