妊婦が海老(エビ)🦐を食べると危険？【妊娠中の食事(魚介類)の注意点】
「妊婦がエビを食べるのはダメですか？」
「妊娠中だけど、海老を食べたいです。泣」
フライ、寿司、炒め物など調理法も多い
”海老(エビ)🦐”は、妊娠中に食べると
母体に悪い影響などはあるのでしょうか？
この記事では
妊婦が海老を食べると危険なのか？
妊娠中に海老を食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方なども
なるべくわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦は海老(エビ)を食べても大丈夫？
結論から言います。
妊婦さんは海老を食べて大丈夫です！
むしろ海老には、妊娠中に必要な
栄養素が多く含まれているんです♪
※海老(エビ)には以下のような栄養素が含まれています。
さらに海老の殻には、アスタキサンチンや
動物性の食物繊維であるキチン質も含まれています。
海老の尻尾などを食べることも
栄養面ではいいことなんですね♪
なぜ妊婦は海老(エビ)を食べてもいいの？
海老(エビ)は魚介類の中でも、
赤ちゃんへの影響が少ないと言われています。
それは一部の魚は、水銀含有量が多く
妊婦さんが食べると胎児への影響が
心配されているのですが、海老は
水銀含有量がそこまで多くないからなんです。
妊婦さんはエビを食べてもOKですが
知らないと危険な注意点があります。
↓
妊婦が海老(エビ)を食べる時の注意点
妊婦さんが海老を食べる時の注意点は、以下の２つです。
- 加熱をすること
- 食べ過ぎないこと
これらの注意点について解説していきます。
妊娠中は海老を加熱する【妊婦が海老を食べる時の注意点】
妊娠中は、海老に限らず
生ものを控えた方が良いです。
理由は、生で食べると
トキソプラズマやリステリア菌などの
食中毒を引き起こす危険があるからです。
妊婦さんが海老(えび)を生で食べると
リステリア菌に感染するリスクがあります。
妊娠中は特に危険なのです。
妊娠中は、免疫力が低下しているので
食中毒になりやすいと考えられています。
妊婦、高齢者や免疫機能が低下している方（抗がん剤治療中やHIVエイズの方など）は、少量のリステリアでも発症し、敗血症や髄膜炎など重篤な状態（リステリア症）になることがあり、海外では死亡例も確認されています。
特に、妊婦が感染すると、リステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産や生まれた新生児に影響がでることがあります。
出典：リステリアによる食中毒(厚生労働省)
リステリアの感染を予防するために
妊娠中に海老(えび)を食べる時には、
しっかりと中まで火を通してから
口の中にいれるようにしましょう。
リステリアは冷蔵庫内でも増えるので、冷蔵庫を過信せず、食品は期限内に（開封後は速やかに）食べるよう心がけましょう。リステリアは加熱により死滅するので、加熱して食べることも、予防対策の一つです。
◆家庭での予防方法
- 生野菜や果物などは食べる前によく洗う。
- 期限内に食べるようにする。
- 開封後は、期限に関わらず速やかに消費する。
- 冷蔵庫を過信しない。
- 冷凍庫で保存する。
- 加熱してから食べる。
出典：リステリアによる食中毒(厚生労働省)
妊娠中は海老を食べ過ぎない【妊婦が海老を食べる時の注意点】
妊娠中は、海老を食べ過ぎないように注意しましょう。
何事も食べ過ぎはよくありません。
海老にも、多少の水銀が含まれているので
食べ過ぎてしまうと、水銀の過剰摂取で
胎児への悪影響を及ぼす場合も出てきます。
また、海老は種類によっては
コレステロールが白魚よりも高いものもあります。
妊婦さんは栄養が偏らないためにも、
海老だけ食べるのではなくバランスの良い食事を心がけましょう。
最後に
妊婦が海老(えび)を食べると危険なのか、
妊娠中に海老を食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
エビ🦐は色々な調理法で楽しめるので
ある程度の量なら食べてもいいのは
妊婦さんにとってもうれしいですよね♪
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです！
