こんにゃく発祥の地はどこ?【こんにゃくの起源や歴史をわかりやすく解説】

こんにゃくはおでんや煮物に入るなど、
和食の定番食材といえますよね!

そんなこんにゃくはどこが発祥の地なのでしょうか?
日本?別の国?
また、いつ頃から食べられているのでしょうか?

この記事では、
こんにゃく発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。

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目次

こんにゃく発祥の地はどこ?【こんにゃくの起源について】

こんにゃく発祥の地は「中国」だとされています。
しかし、
こんにゃくの起源となるこんにゃく芋は
タイ、マレーシア、ミャンマーなどの東南アジアが原産国です。

のちに日本に
どのようにして伝わってきたのかは諸説あり、
正確なことはわかっていません。

おそらくこんにゃく芋は
縄文時代の頃に日本へ来たとされ、
こんにゃくは仏教伝来と共に中国から伝わったと考えられています。

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こんにゃくの歴史

こんにゃくの歴史を辿ると、
原料であるこんにゃく芋は
最初からこんにゃくとして食べられていたわけではありません。

初めて伝わってきた縄文時代の頃は
医薬用として使われる貴重な品だったそうです。

こんにゃくとして食用され始めたのは
中国の唐代の頃とされており、
ここからこんにゃくの歴史を時代に分けて紹介していきます。

奈良時代【こんにゃくの歴史】

中国では700年頃から
こんにゃく芋を灰汁で煮て食べていたそうです。
また同時期に、四川省や湖北省などで
こんにゃく芋が栽培されていた記録があります。

日本には奈良時代の710年頃、
仏教の伝来とともに精進料理として
こんにゃくが伝わってきたとされています。

平安時代【こんにゃくの歴史】

平安時代になると日本でも
こんにゃくを食べていたことがわかる書物が残っています。

「和名類聚抄(わみょうるいじゃしょう)」という辞書に
コンニャク芋を灰汁で処理すると食用になる
ということが記されており、
当時食べられていたことがわかります。

これが「蒟蒻」の名が出る最も古い書物とされています。

鎌倉時代【こんにゃくの歴史】

こんにゃくが一般的に知られるのは
鎌倉時代に入ってからのことです。

しかしこの頃はまだ、
僧侶の精進料理の食材としてこんにゃくは食べられていました。

室町時代【こんにゃくの歴史】

室町時代には精進料理としてだけではなく、
都の路上でこんにゃくが売られるようになります。

こうして一般の人の菓子や間食、軽食として
こんにゃくが食べられるようになっていきました。

この時代にできた「糟鶏(そうけい)」は
たれ味噌で煮たこんにゃく料理で、
これがおでんの元祖であるといわれています。

安土桃山時代【こんにゃくの歴史】

安土桃山時代には加工技術が進み、
赤いこんにゃくが誕生しています。

それを作らせたのが、
武将・戦国大名の織田信長であったそうです。

江戸時代【こんにゃくの歴史】

江戸時代になると、
こんにゃく産業の基礎が出来上がります。

水戸藩久慈郡(現在の茨城県)を中心に
こんにゃく栽培を勧め、
江戸深川には蒟蒻会所を設けて販売し始めました。

また、同藩の中島藤右衛門が
こんにゃく芋を乾燥させ粉にする製法を考え、
貯蔵や遠方輸送できる方法を可能にさせます。

明治時代から現在【こんにゃくの歴史】

明治時代の初期、
こんにゃくの粉は水戸藩の専売品から
解禁されると流通が活発化していきます。
こうして、
こんにゃくの生産や製造が分業されるようになりました。

大正時代に入った頃に
現在食べられている海藻の粉を混ぜた
こんにゃくの形状が完成し、定着していったとされています。

最後に

この記事では
こんにゃく発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。

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