カツオに含まれる栄養素の効能や効果について、わかりやすく徹底解説します。
カツオに含まれる栄養素の効能まとめ
カツオは赤身が多いため、ヘルシーな印象があります。
実際、カツオにはどんな栄養素が含まれ、どのような効能をもつのでしょうか?
カツオの効能について、栄養素別でまとめていきます。
ビタミンの効能【カツオの栄養素の効能】
カツオにはビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンB群と、ビタミンC以外のビタミン類が豊富に含まれています。
なかでも、カツオの血合い部分に多く含むビタミンB3(ナイアシン)とビタミンB12は魚類の中でトップクラスの含有量です。
それぞれの効能は次の通りです。
- ビタミンB3(ナイアシン)
- ビタミンB12
ビタミンB3(ナイアシン)
ビタミンB3(ナイアシン)は皮膚や粘膜の健康維持に働きかけたり、アルコールの代謝を促す効能をもちます。
また、循環系や消化系、神経系の働きを促進させて体の調子を整える効能や、血管を拡張して血行をよくする効能ももちます。
ビタミンB12
ビタミンB12は赤血球の生成を助ける効能や、神経機能を正常に保ち、脳機能を守る効能をもちます。
ミネラルの効能【カツオの栄養素の効能】
カツオに含まれるミネラルにはナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などバランス良く入っています。
特に注目すべきは、鉄やカリウムの効能です。
鉄は赤血球中のヘモグロビンの成分となり、呼吸で取り込んだ酸素と結びついて全身に酸素を運ぶ効能をもちます。
カリウムは血圧を正常に保つ効能をもちます。
また、体内の余分な水分や塩分(ナトリウム)を排出させる効能ももちます。
脂質の効能【カツオの栄養素の効能】
カツオの脂質は不飽和脂肪酸の1種であるn-3系脂肪酸(オメガ3)が含まれています。
主にDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれ、秋に獲れる戻りカツオに多く入っている成分です。
DHAは情報伝達を円滑にし、脳の働きを活性化させる効能をもちます。
EPAはコレステロールや中性脂肪を減らして血液をサラサラにし、血液や血管の健康を保つ効能をもちます。
どんな効果を期待できる?【カツオを食べるメリットまとめ】
カツオを食べるとどんなメリット(効果)があるのか?
カツオに期待できる効果を簡単に紹介します。
- 貧血予防
- 認知症予防
- 二日酔い防止
- 生活習慣病予防
貧血予防【カツオに期待できる効果】
カツオに含む鉄やビタミンB12の効能により、赤血球の生成を助けることは貧血予防の効果が期待できます。
認知症予防【カツオに期待できる効果】
カツオに含むビタミンB12の効能によって脳機能が守られたり、DHAの効能によって脳が活性化されることは認知症予防の効果が期待できます。
また、脳が発達する乳幼児期や成人の方でも集中力や記憶力アップの効果が期待できます。
二日酔い防止【カツオに期待できる効果】
カツオに含まれるビタミンB3(ナイアシン)の効能によってアルコールの代謝が促されるため、二日酔い防止の効果が期待できます。
また、カリウムの効能によって体内の水分や塩分(ナトリウム)を排出させる働きは、むくみ防止の効果が期待できます。
生活習慣病予防【カツオに期待できる効果】
カツオに含まれるビタミンB3(ナイアシン)やEPAの効能によって、血流がよくなることは高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防の効果が期待できます。
また、カリウムの効能により血圧を正常に保つことも、脳卒中や高血圧、糖尿病の予防効果が期待できます。
最後に
カツオに含まれる栄養素の効能や効果についてまとめました。