妊婦がくるみを食べると危険?【妊娠中の食事(ナッツ類)の注意点】
「妊娠中はくるみを食べていいの?」
「妊婦がクルミを食べるといいことある?」
お菓子やパンなどに入っていることが多い
「くるみ」は、妊娠中に食べると
お腹の赤ちゃんに影響はあるのでしょうか?
この記事では
妊婦がくるみを食べると危険なのか?
妊娠中にくるみを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべく簡単に分かりやすく解説していきます。
妊婦がくるみを食べると危険?
結論から言いますと、
妊婦はくるみを食べてOKです!
妊娠中にくるみを食べたとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
じつはくるみなどのナッツ類には、
妊娠中に必要な栄養素が含まれています。
※くるみには、次のような栄養素が含まれています。
- n-3系脂肪酸(オメガ3)
- タンパク質
- ビタミンE
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- ビタミンB9(葉酸)
- マグネシウム
- 銅
- 亜鉛
- 鉄分
- カルシウム
- 食物繊維
- ポリフェノール
- メラトニン
くるみはナッツ類で最も多く
オメガ3脂肪酸を含んでいます。
ナッツに含まれるオメガ3脂肪酸は
生まれた赤ちゃんが育っていく過程で
運動機能やIQの向上、アトピーやアレルギーの
リスクを減少するなどの作用があります。
くるみは妊娠中にぜひ食べておきたいスーパーフード!
妊婦がくるみを食べる時の注意点
妊婦がくるみを食べる時には
カロリーの過剰摂取に注意しましょう。
栄養が多いくるみですが、1個あたり
約24kcalとカロリーも高めなんです。
そのため、妊娠中に栄養があるからと言って
毎日食べ過ぎてしまうと体重の増加につながります。
くるみは消化も悪いので、よく噛むことで満腹感も得られます。
またくるみは、加熱をしてしまうと
オメガ3脂肪酸の効果が薄れてしまうので
生の状態で食べることをオススメします。
妊婦が食べても問題のないくるみの量は?【妊娠中のくるみの摂取量について】
妊娠中に、くるみを食べる時には
カロリーが高いので、1日に
片手1杯分の量が適当とされています。
つまり妊婦は、
くるみを1日に約20~30g
を目安に食べるのが良いでしょう。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+妊婦のエネルギー付加量(kcal/日)として求められる。
■18~29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,050kcal(2,000+50)
- 妊娠中期:2,250kcal(2,000+250)
- 妊娠後期:2,450kcal(2,000+450)
■30~49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,100kcal(2,050+50)
- 妊娠中期:2,300kcal(2,050+250)
- 妊娠後期:2,500kcal(2,050+450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
最後に
妊婦がくるみを食べると危険なのか、
妊娠中にくるみを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべく分かりやすく解説していきました。
中国では、妊娠中にくるみを食べると
頭の良い赤ちゃんが生まれてくると言われています。
ぜひ、妊婦さんは適度にくるみを食べて
オメガ3脂肪酸を摂り入れていきましょう!
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!