妊婦が野菜ジュースを飲むと危険?【妊娠中の飲み物の注意点】
「妊婦に野菜ジュースを飲んでも平気?」
「妊娠中に野菜ジュースを飲む注意点は?」
健康的なイメージが根強い
”野菜ジュース”は妊娠中に飲んでも
母体に悪い影響はないのでしょうか?
この記事では
妊婦さんが野菜ジュースを飲むと危険?
妊娠中に野菜ジュースを飲む時の注意点や
母体に安全な正しい飲み方などについても
なるべく簡単にわかりやすく解説していきます。
妊婦が野菜ジュースを飲んでも大丈夫?
結論から言いますと、妊婦さんは
野菜ジュースを飲んでもOKです!
妊娠中に野菜ジュースを飲んだとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
野菜ジュースには、妊娠中に必要な
次のような栄養素が含まれています。
※野菜ジュースの種類によって、栄養素の量は異なります。
ただ、市販の野菜ジュースは、
加工過程においてビタミンCなど
一部の栄養素が失われていることがあります。
本来の栄養素を摂るためには
生の野菜を食べることが大切です。
感染のリスクがあるため、妊婦さんは
しっかりと洗ってから食べるようにしましょう!
トキソプラズマの感染源
レアステーキ、ユッケ、馬刺し、鶏刺し、生ハム、サラミ、生乳なども感染源になり得ます。また肉を切った包丁やまな板で生野菜を調理する事にも感染の危険性があります。
出典:妊婦さんおよび妊娠を希望されている方へ(国立感染症研究所)
妊娠中の野菜ジュースはビタミンAが多いからダメ?
「野菜ジュースにはビタミンAが
含まれているから妊婦さんは飲んじゃダメ」
そんな風に言われたことが
ある人もいるかもしれません。
確かに、妊娠中は
ビタミンAに含まれるレチノールを
過剰に摂取すると、胎児に奇形が
起こりやすくなると言われています。
でも安心してください!
野菜に含まれるビタミンAとは
β-カロテンのことなのです。
β-カロテンは、体内で必要な分だけ
ビタミンAに変換されます。
そのため妊婦さんもβ-カロテンを含む
野菜ジュースならレチノールを気にせず
安心して飲むことができるのです。
一方で
動物性のビタミンA(レチノール)が含まれる
レバー類や鰻(うなぎ)、穴子などは
妊娠中に食べ過ぎないことが大切です。
【1日にとるべき妊娠中のビタミンAの推奨量】
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ビタミン」(厚生労働省)
ビタミンAの単位はすこし特殊で、μgRAE(レチノール活性当量)で表されます。
レチノールは動物性食品から、β-カロテンなどのカロテノイドは主に植物性食品から摂取されます。
妊婦が野菜ジュースを飲む時の注意点
妊婦さんが野菜ジュースを飲む時は
糖質と塩分の過剰摂取に気をつけましょう。
市販の野菜ジュースには
糖質や食塩が多く含まれる場合があります。
購入するときは、糖質や食塩の
入っていないタイプがオススメです。
一番のオススメの野菜ジュースは
自分で作る自家製の野菜ジュースです。
人参やトマト、ほうれん草などの
栄養価の高い野菜をバナナや牛乳、
ハチミツと一緒にミキサーで撹拌(かくはん)します。
自家製の野菜ジュースなら
添加物や糖質、塩分の心配はありません。
ぜひ時間に余裕がある方は
試してみてくださいね♪
最後に
妊婦が野菜ジュースを飲むと危険なのか、
妊娠中に野菜ジュースを飲む時の注意点や
母体に安全な正しい飲み方などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
普段の生活の中で手軽に栄養を
摂り入れることができる野菜ジュース。
色々なタイプの野菜ジュースがあるので
ぜひ成分表示を確認して、日々
適量を飲んでみてくださいね♪
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!