東本願寺とは?【歴史や見どころをわかりやすく解説】
東本願寺(ひがしほんがんじ)は
京都府京都市下京区にある寺院です。
堀川七条に位置する西本願寺の東に
位置する為、東本願寺と称されています。
正式名称は「真宗本廟」ですが、
他に「お東」「お東さん」とも呼ばれます。
この記事では
東本願寺の歴史だけでなく
観光での見どころについて
分かりやすく解説していきます。
東本願寺の歴史について
真宗大谷派の本山である真宗本廟(東本願寺)は
当派の宗祖である親鸞聖人の門弟らが、
宗祖の遺骨を大谷(京都市東山山麓)から、
吉水(京都市円山公園付近)北に移します。
そして廟堂を建て宗祖の御真影を
安置したことが始まりです。
鎌倉時代の第3代覚如の頃、真宗本廟は
「本願寺」の寺号を名乗るようになり
寺院化の流れで本尊を安置する本堂が一緒に並び建ちます。
このことによって、
御真影を安置する廟堂(御影堂)と
本尊を安置する本堂(阿弥陀堂)の
両堂形式となったのです。
その後大坂へ移転しますが、
戦国時代の頃、12代教如が豊臣秀吉より
隠退処分を受け、弟の准如が継続。
しかしその後も教如は活動を続け、
秀吉の死後、1602年に徳川家康から
京都烏丸六条・七条の地を寄進されます。
このことで1603年に
宗祖親鸞の自作と伝えられる御真影を
迎え入れ、阿弥陀堂を建立します。
さらに翌年には御影堂も建立し、
西本願寺と東本願寺が分立しました。
その後
東本願寺は江戸時代に4度も焼失していて、
「火出し本願寺」と揶揄されたそうです。
阿弥陀堂は明治時代に再建され
御影堂をはじめとする諸堂も修復工事が行われています。
東本願寺の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
東本願寺の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
御影堂【東本願寺の見どころ】
東本願寺の御影堂は
高さ38m、南北76m、東西58mで
世界最大級の木造建築です。
ここには浄土真宗の宗祖である
親鸞の御真影が安置されています。
また御影堂へ進む前には
京都三大門の一つ・御影堂門があります。
こちらは2015年に修復工事が行われ、
大きくて重圧感があって見ごたえがある門です。
阿弥陀堂【東本願寺の見どころ】
東本願寺の阿弥陀堂には
本尊・阿弥陀如来が安置されています。
阿弥陀堂は明治時代の1895年に
再建されたもので写真撮影は禁止ですが
内部に入り、拝観することができます。
最後に
この記事では東本願寺の歴史や、
観光での見どころについて
なるべく分かりやすく解説しました。
寺の歴史に興味のある方や
これから東本願寺を観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。