「お転婆(おてんば)」の語源や由来は何?
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「お転婆」の語源や由来は何?
柴犬
※お転婆(おてんば)の意味:男勝りで活発な様子や、そういった特徴をもつ女の子を差す言葉
目次
「お転婆(おてんば)」の語源や由来について
「お転婆(おてんば)」の語源や由来は
諸説あるため明らかになっていません。
お転婆は、「転婆(てんば)」という言葉に
接頭語の「お」がつきできた言葉ですが
この「転婆」の語源や由来が諸説あるのです。
- オランダ語のオンテンバール説
- すばしっこいの意味のテバシコイ説
- 足早に歩く様子をあらわすテバテバ説
- 御伝馬(おでんま)という馬説
オランダ語のオンテンバール説
「お転婆(おてんば)」の語源が
オランダ語のオンテンバールだという説。
オンテンバール(ontembaar)とは
「手に負えない」といった感じの意味です。
すばしっこいの意味のテバシコイ説
「お転婆(おてんば)」の語源が
すばしっこいの意味のテバシコイだという説。
中世末期から近世にかけての時期の日本では
機敏な様子を「てばし」とか
すばしっこいことを「てばしこい」といったため
そこから派生して「お転婆」が誕生した可能性があるそうです。
中世(ちゅうせい)っていうのは、日本の場合だと平安時代末期から室町時代までの期間を差します♬
近世(きんせい)は日本の場合だと、だいたい安土桃山時代から江戸時代までの期間を指します!
足早に歩く様子をあらわすテバテバ説
女性がでしゃばって足早に歩くことを
「テバテバ」と表現していたことから
その表現が語源となり「お転婆」になったという説。
御伝馬(おでんま)という馬説
当時、御伝馬(おでんま)という馬がいて
そのおでんまという名前が由来となり
「お転婆」という言葉が誕生したという説。
御伝馬(おでんま)は、江戸時代の役人など
裕福な人たちが所有していた馬だったので
普通の馬と比較してとても元気だったことが
お転婆の由来になった理由として挙げられます。
参考文献:暮らしのことば 新 語源辞典