「厄介(やっかい)」の語源や由来は何?

「厄介(やっかい)」の語源や由来は何?
柴犬
「厄介(やっかい)」の語源や由来について
「厄介(やっかい)」の語源や由来をたどると
なんと室町時代までさかのぼることになります。
厄介(やっかい)の意味については
時代とともに変化していきます。
室町時代ではもともと
面倒をみたり世話になったりする意味で
「やっかい」という言葉を使っていました。
「やっかい」の語源については
諸説あり定まっていない状況です。
「家に居る」の意味を表す
「やか(家)とヰ(居)」が
やっかいの語源になったのでは?と
専門家たちの間では考えられています。
「やっかい」の漢字表記は「厄介」ですが
これは江戸時代につけられたことが由来です。
江戸時代になると「やっかい」という言葉は
「食客」という意味ももつようになっていきます。
食客とは簡単にいうと、
居候(いそうろう)のことです。
※食客(しょっかく):他人の家に居着いて食わせてもらっている人。
そういった流れから
「苦しみを助ける」という意味を表す
「厄介」という漢字が当てられました。
- 厄:苦しみ
- 介:助ける
明治時代になってから
「厄介な人」などのように
面倒な様子を表現する用法が生まれ
現在ではその意味が浸透しています。