妊婦は牛乳(ぎゅうにゅう)を飲むと危険?【妊娠中の牛乳🥛の注意点】
「毎朝ぎゅうにゅうを飲んでる妊婦です!」
「妊娠中に牛乳って飲んでも大丈夫?」
カルシウムがたくさん詰まった
「牛乳(ぎゅうにゅう)」🥛は、
妊娠中に飲んでも影響はないのでしょうか?
この記事では
妊婦が牛乳を飲むと危険なのか?
妊娠中に牛乳を飲む時の注意点や
体に安全な正しい飲み方などについても
なるべくわかりやすく解説していきます。
妊婦は牛乳を飲んでも大丈夫?
結論から言うと、
妊婦は牛乳を飲んでもOKです!
妊娠中に牛乳を飲んだとしても
基本的にデメリットはありません。
むしろ牛乳には、妊娠中に必要な
栄養がバランスよく含まれています。
- カルシウム
- タンパク質
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンB2
- ビタミンB3(ナイアシン)
- ビタミンB5(パントテン酸)
- ビタミンB9(葉酸)
- ビタミンB12
- 脂質
- ナトリウム
- カリウム
- リン
- 亜鉛
カルシウムやタンパク質が豊富に
含まれている牛乳は、妊娠中の
栄養補給にも活用できる飲み物です。
カルシウムは、胎児の骨や歯を
形成するのに必要な栄養素です。
しかしこのカルシウムには、
鉄分の吸収を妨げる働きもあります。
鉄分を多く含んだ食材と一緒に飲むのは
もったいないので控えた方が良いですね。
関連:牛乳の効能や効果
また、以前は妊娠中に牛乳を飲むと
生まれてきた赤ちゃんが牛乳アレルギーに
なると言われていましたが、現在は
医学的な根拠はないと考えられています。
もちろん
妊婦さん自身が牛乳アレルギーの場合は、
栄養を摂らないと…と思って無理に飲んではいけません。
妊婦が牛乳を飲む時の注意点
妊娠中に牛乳を飲む時には
次の注意点が挙げられます。
- 下痢や腹痛に注意
- 飲み過ぎに注意
これらの注意点について
以下で解説していきます。
下痢や腹痛に注意【妊婦が牛乳を飲む時の注意点】
体質によっては、牛乳を飲むと
下痢気味になったり、腹痛を起こす
妊婦さんもいるかもしれません。
妊婦が下痢になったことが原因で
流産するなどの影響はほぼないですが
妊娠中は薬を飲むことができません。
牛乳を飲むと下してしまう人は、
無理せず牛乳を飲まないほうが良いでしょう。
また、冷えた牛乳もお腹を冷やします。
できればホットミルクを飲みましょう!
飲み過ぎに注意【妊婦が牛乳を飲む時の注意点】
牛乳は、栄養価が高い飲み物ですが
脂質やカロリーも比較的高いです。
脂質やカロリーが高い牛乳は
一日に200mlくらいの摂取量がおすすめ。
チーズなどの乳製品も食べる場合は
コップの半量程度にするといいでしょう。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+妊婦のエネルギー付加量(kcal/日)として求められる。
■18~29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,050kcal(2,000+50)
- 妊娠中期:2,250kcal(2,000+250)
- 妊娠後期:2,450kcal(2,000+450)
■30~49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,100kcal(2,050+50)
- 妊娠中期:2,300kcal(2,050+250)
- 妊娠後期:2,500kcal(2,050+450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
また、コーヒー牛乳やイチゴ牛乳は
糖分が多いので、あまり飲まない方が良いです。
最後に
妊婦さんが牛乳を飲むと危険なのか、
妊娠中に牛乳を飲む時の注意点や
体に安全な正しい飲み方などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
栄養価の高い牛乳🥛ですが、
飲み方や摂取量に気を付けながら
日々の生活に取り入れていきたいですね。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!