妊婦がしじみを食べると危険?【妊娠中の食事(魚介類)の注意点】
「妊娠中にしじみを食べても大丈夫?」
「妊婦がシジミを食べると危険なことはある?」
妊娠中に魚介類を食べる際には
注意が必要とよく言われますが、
しじみを妊婦さんが食べてしまうと
お腹の中の赤ちゃんに影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦さんがしじみを食べると危険なのか?
妊娠中にしじみを食べる時の注意点なども
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
妊婦がしじみを食べても大丈夫?
結論から言いますと
妊婦さんはしじみを食べてOKです!
妊娠中にシジミを食べたとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
しじみには次の栄養が含まれています。
- タンパク質
- ビタミンB12
- 鉄分
- β-カロテン
- レチノール
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- ビタミンB6
- ビタミンB9(葉酸)
- パントテン酸
- ビタミンC
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 亜鉛
- 銅
- 脂質
しじみには鉄分とビタミンB12が
多く含まれていることが特徴の一つです。
鉄分は、妊娠初期は妊娠前の1.2倍、
妊娠後期となると妊娠前の2倍も必要です。
鉄分を多く含む食材として
レバーが挙げられます。
でもレバーはビタミンAに含まれる
レチノールを摂りすぎる心配があるので、
妊婦さんはしじみの方が安心して食べられますね。
【1日にとるべき妊娠中のビタミンAの推奨量】
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ビタミン」(厚生労働省)
ビタミンAの単位はすこし特殊で、μgRAE(レチノール活性当量)で表されます。
レチノールは動物性食品から、β-カロテンなどのカロテノイドは主に植物性食品から摂取されます。
また、しじみに含まれているビタミンB6は
つわりの症状を軽減する効果も期待されています。
さらに妊娠中に摂取すべき栄養である
葉酸も含まれていて、しじみは
妊婦さんの強い味方と言えるんです!!
【妊娠中の葉酸の食事摂取基準】
葉酸 | 18~29(歳) | 30~49(歳) |
妊娠初期 | 640㎍(240+400) | 640㎍(240+400) |
妊娠中期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
妊娠後期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
※妊娠初期(〜13週6日)、妊娠中期(14週0日〜27週6日)、妊娠後期(28週0日〜)
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ビタミン」(厚生労働省)
妊婦がしじみを食べる時の注意点
妊婦さんがしじみを食べる時には
次の2点に気をつけましょう。
- 出汁だけでなく身も食べる
- しっかりと加熱すること
これらの注意点について以下で解説していきます。
出汁だけでなく身も食べる【妊婦がしじみを食べる時の注意点】
妊婦さんがしじみを食べる時は
出汁(だし)だけではなく、身も
きちんと食べることをオススメします。
しじみは身が小さいので、
つい食べるのが面倒くさいと
感じてしまうかもしれません。
しかし、出汁だけでは
しじみの栄養を十分に摂取できません。
鉄分が不足しがちな妊婦さんは
ぜひシジミの身まで食べていきましょう!
しっかりと加熱すること【妊婦がしじみを食べる時の注意点】
妊婦さんがしじみを食べる時は
きちんと加熱をしてから食べましょう。
しじみを生で食べる機会って
あまりないとは思いますが、
妊娠中は特に注意が必要なんです。
何故かというと、
シジミやあさり、カキなどの
二枚貝はノロウイルスの混入が多いと
言われているからです。
妊娠中は普段よりも免疫力が低下しているので
ノロウイルスなどの食中毒にもなりやすいです。
しじみなどの魚介類は必ず加熱して食べるようにしましょうね。
最後に
妊婦さんがしじみを食べると危険なのか
妊娠中にしじみを食べる時の注意点なども
なるべくわかりやすく解説していきました。
鉄分豊富なシジミを食べて、
健康的な生活を送っていきたいですね♪
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!