バナナに含まれる栄養素の効能や効果について、わかりやすく簡単に解説していきます。
バナナに含まれる栄養素の効能まとめ
バナナは通年食べられる果物で、栄養価が高いことでもよく知られています。
【バナナ1本分の栄養素】
栄養素 | 単位 | バナナ🍌 (1本分:90g) |
りんご🍎 (1個分:250g) |
みかん🍊 (1個分:80g) |
タンパク質 | g | 1.0 | 0.5 | 0.6 |
炭水化物 | g | 20.3 | 40.5 | 9.6 |
脂質 | g | 0.2 | 0.8 | 0.1 |
無機質 | g | 約0.40 | 約0.35 | 約0.15 |
ビタミン | g | 約0.02 | 約0.02 | 約0.03 |
参考:日本食品標準成分表(バナナの可食部90gあたりの一般成分)
バナナの栄養素の効能について
栄養素別で簡単にまとめていきます。
ビタミンの効能【バナナの栄養素の効能】
【バナナ1本分のビタミンの詳細】
ビタミン | 単位 | バナナ🍌 (1本分:90g) |
りんご🍎 (1個分:250g) |
みかん🍊 (1個分:80g) |
ビタミンA | μg | 63 | 80 | 1540 |
ビタミンB1 | mg | 0.05 | 0.05 | 0.08 |
ビタミンB2 | mg | 0.04 | 0.03 | 0.02 |
ビタミンB3 | mg | 0.6 | 0.3 | 0.2 |
ビタミンB5 | mg | 0.40 | 0.13 | 0.18 |
ビタミンB6 | mg | 0.34 | 0.10 | 0.05 |
ビタミンB7 | μg | 1.3 | 1.8 | 0.4 |
ビタミンB9 | μg | 23 | 8 | 18 |
ビタミンB12 | μg | 0 | 0 | 0 |
ビタミンC | mg | 14 | 15 | 26 |
ビタミンD | μg | 0 | 0 | 0 |
ビタミンE | mg | 0.5 | 1.0 | 0.3 |
ビタミンK | μg | 0 | 5 | 0 |
- 1g(グラム) = 1000mg(ミリグラム)
- 1mg(ミリグラム) = 1000μg(マイクログラム)
参考:日本食品標準成分表(バナナの可食部90gあたりの一般成分)
バナナはビタミン類が豊富に含まれています。
脂肪燃焼の促進や代謝アップの効能をもつビタミンB群が特に多く、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などを含みます。
ビタミンB1の効能
ビタミンB1は、糖質の代謝を助けエネルギーに変える効能をもちます。
ビタミンB2の効能
ビタミンB2は、脂質の代謝を助け皮膚や粘膜の健康を保つ効能をもちます。
ビタミンB6の効能
ビタミンB6は、血圧を下げて筋肉や心筋の活動を正常に保つ効能をもちます。
ミネラルの効能【バナナの栄養素の効能】
【バナナ1本分のミネラル(無機質)の詳細】
無機質 | 単位 | バナナ🍌 (1本分:90g) |
りんご🍎 (1個分:250g) |
みかん🍊 (1個分:80g) |
ナトリウム | mg | 微量 | 微量 | 1 |
カリウム | mg | 320 | 300 | 120 |
カルシウム | mg | 5 | 10 | 17 |
マグネシウム | mg | 29 | 13 | 9 |
リン | mg | 24 | 30 | 12 |
鉄 | mg | 0.3 | 0.3 | 0.2 |
亜鉛 | mg | 0.2 | 0.3 | 0.1 |
銅 | mg | 0.08 | 0.13 | 0.02 |
マンガン | mg | 0.23 | 0.10 | 0.06 |
ヨウ素 | μg | 0 | 0 | 0 |
セレン | μg | 1 | 0 | 0 |
クロム | μg | 0 | 0 | 0 |
モリブデン | μg | 6 | 3 | 微量 |
- 1g(グラム) = 1000mg(ミリグラム)
- 1mg(ミリグラム) = 1000μg(マイクログラム)
参考:日本食品標準成分表(バナナの可食部90gあたりの一般成分)
バナナには、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。
なかでもカリウムを多く含み、このカリウムは心臓や筋肉の機能を調整する効能や脂肪燃焼を促す効能をもちます。
また、ナトリウム(塩分)を排泄させて血圧を正常に保つ効能ももっています。
バナナに含まれるマグネシウムもカリウムと同様に、血圧を調整する効能をもちます。
食物繊維の効能【バナナの栄養素の効能】
バナナに含む食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。
水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を抑える効能をもちます。
また、腸で水分を吸収してくれるため便を軟らかくする効能ももちます。
不溶性食物繊維は、水分を多く吸収して便の量を増やすことで大腸を刺激し、排泄を促す効能をもちます。
他にも食物繊維の一種であるペクチンは、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロール値を下げる効能をもちます。
どんな効果を期待できる?【バナナを食べるメリットまとめ】
バナナを食べるとどんなメリット(効果)があるのか?
バナナに期待できる効果を簡単に紹介します。
- むくみ予防や改善
- 便秘解消
- 生活習慣病の予防
むくみ予防や改善【バナナに期待できる効果】
バナナに含むカリウムの効能によりナトリウム(塩分)を排泄させることで、体のむくみ予防や改善に効果が期待できます。
食事からのナトリウム(塩分)の取り過ぎだけでなく、お酒の飲み過ぎによるむくみにも効果的です。
便秘解消【バナナに期待できる効果】
バナナに含まれる食物繊維には水溶性と不溶性がバランスよく含まれています。
水溶性食物繊維の効能によって便を軟らかくし、不溶性食物繊維の効能によって便の量を増やして排出を促すことで便秘解消の効果が期待できます。
生活習慣病の予防【バナナに期待できる効果】
バナナに含まれるビタミンB6やカリウム、マグネシウムの効能によって血圧が正常に保たれることで、高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防に効果が期待できます。
また生活習慣病の要因となる肥満には、バナナに含むビタミンや食物繊維、カリウムの効能が大きく役立ちます。
これらにはコレステロールの吸収を抑え、脂肪燃焼を促して太りにくい体を作る働きがあるため、生活習慣病の予防に効果が期待できます。
最後に
バナナに含まれる栄養素の効能や効果について簡単にまとめました。