妊婦がウニを食べると危険?【妊娠中の雲丹(うに)の注意点】
「妊娠中でもウニが食べたい!」
「妊婦はうにを食べちゃダメ?」
お寿司や海鮮丼の高級ネタと言われる
”雲丹(ウニ)”は、妊娠中に食べると
母体に悪い影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦がウニを食べると危険なのか?
妊娠中にウニを食べる時の注意点や
安全な正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦がウニを食べても大丈夫?
結論から言いますと、妊婦さんは
ウニを加熱すれば食べてもOKです!
雲丹(うに)はビタミンが豊富なので、食べ方を間違えなければ、妊婦さんの体に良い影響を与えます✨
特に妊娠初期の時期にウニを食べることで
栄養素的メリットがあるのでおすすめです。
※ウニには、次のような栄養素があります。
- タンパク質
- 脂質
- 炭水化物
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄分
- 亜鉛
- 銅
- マンガン
- ビタミンA
- β-カロテン
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン(ビタミンB3)
- ビタミンB6
- ビタミンB9(葉酸)
- ビタミンB12
- パントテン酸(ビタミンB5)
- ビタミンC
妊娠初期にウニがオススメなのは
葉酸の含有量が高いからなんです。
葉酸(ようさん)は
胎児の中枢神経を形成する働きがあり
妊娠中は1日に400μgの摂取が必要と言われています。
ウニには、そんな葉酸がなんと
100gに360μgも含まれています。
【妊娠中の葉酸の食事摂取基準】
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ビタミン」(厚生労働省)
またウニには、葉酸だけではなく
抗酸化作用のあるビタミンEや、妊婦さんに
必要とされるカルシウムや鉄分などなど
とってもありがたい栄養素がたくさん詰まっています♪
ウニの水銀量は?【妊婦がウニを食べても大丈夫?】
妊娠中に魚介類を食べる際、
心配なのは水銀の量ですよね。
ウニは水銀が少ない魚介類です。
その点でもウニは妊婦さんにオススメの食材と言えます♪
妊婦がウニを食べる時の注意点
妊婦さんがウニを食べる時は
次の点に気をつけましょう。
- 食べ過ぎないこと
- 加熱をすること
これらの注意点について以下で解説していきます。
食べ過ぎないこと【妊婦がウニを食べる時の注意点】
妊娠中はウニを
食べ過ぎないようにしましょう。
妊婦さんに限らず、
ウニを食べ過ぎると
お腹を下すことがあります。
特に妊娠の期間は敏感になっています。
妊娠中に食べる雲丹(うに)の量は、1週間に50g以内を目安に食べると良いでしょう。
加熱すること【妊婦がウニを食べる時の注意点】
妊娠中にウニを食べる時は
中まで加熱をするようにしましょう。
雲丹(うに)の旬は5~8月と言われています。
つい旬のウニを生で食べたくなりますが
6月頃は食中毒が猛威を振うので危険です。
生のうにを食べると
次の食中毒を引き起こす可能性があります。
- リステリア菌
- 腸炎ビブリオ
妊娠中は免疫力も低下しているので
食中毒になりやすいと言われています。
さらに妊娠中は
薬を飲むことができず、治すのも大変です。
妊婦さんが食中毒になると最悪の場合は
死産や流産を引き起こす恐れも。
妊婦さんは生のうにを避けて
中まで加熱した方法で食べるようにしましょう。
ちなみに「炙り」も、
表面しか火を通していないので
食中毒になる恐れがあります。
残念ですが炙りのウニも控えた方が良いです。
最後に
妊婦がウニを食べると危険なのか、
妊娠中にウニを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
まとめますと、妊娠中でも加熱をすればウニを食べて問題ありません!
雲丹は高級品なので、ついつい
生で食べたい!って思ってしまいますよね。
でも!妊娠中の食中毒は怖いです。
できるだけ安全な食生活を送りましょう♪
この記事が少しでも
妊婦さんたちのお役にたてばうれしいです(*^^*)