和歌山城ってどんな城?城主は誰?【和歌山城の歴史や、観光での見どころをわかりやすく解説】

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和歌山城
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日本の城 改訂版 21号 (和歌山城) [分冊百科] (カレンダー付)

 

和歌山城(わかやまじょう)とは
和歌山県和歌山市にあるお城です。

 

和歌山城とはどんな城だったのか?
和歌山城の城主は誰だったのか?

 

この記事では
和歌山城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく簡単な言葉で解説していきます。

 

和歌山城の歴史について

和歌山の近世城郭と台場 (図説 日本の城郭シリーズ8)

 

和歌山城の歴史をたどると
安土桃山時代まで遡ります。

 

この和歌山城の城主は豊臣秀長
1585年に築城を開始しています。

 

豊臣秀長とは、豊臣秀吉の弟です。

 

 

和歌山城はおよそ1年で完成しました。

 

その後豊臣秀長は郡山城(現・奈良県)に移り
家臣の桑山重晴が和歌山城の城主になります。

 

そして安土桃山時代に終わりを告げる戦い
関ヶ原の戦いが1600年に開戦された後。

 

浅野幸長が37万6千石で紀伊国に入国し、
和歌山城の城主になり様々な建物を増やします。
※紀伊国(きいにく):現在の和歌山県

 

和歌山城の城主になった浅野幸長は、
三層の大天守から楠門(くすのきもん)、
二之御門櫓、多門、乾櫓、多門、小天守へと続く
連立式天守を建て、本丸や二の丸、西の丸に屋敷を造営。

 

さらに浅野幸長は、和歌山城の大手門を
岡門口から一の橋方面に移して、
本町通りを大手筋として城下町を整備しました。

 

天正13年(1585)、紀州を平定した羽柴秀吉は、弟の秀長に命じて紀ノ川河口部の「岡山」(現在の虎伏山)に城を築かせた。これが和歌山城の始まりである。その後、秀長は郡山城(奈良県大和郡山市)に移り、家臣の桑山重晴が和歌山城代となる。

慶長5年(1600)、関ヶ原の戦いの後、浅野幸長が37万6千石で紀伊に入国し、和歌山城主となる。浅野氏は連立式天守を建て、現在の本丸・二の丸・西の丸に屋敷を造営。大手門を岡口門から一の橋の方面に移し、本町通りを大手筋として城下町を整備した。

引用:史跡和歌山城ホームページ

 

 

1619年に徳川家康の十男である徳川頼宣
入城して城の改修と城下町の拡張をします。

 

しかし1846年の落雷で和歌山城は焼失。

当時、天守再建は禁止されていましたが、
御三家ということで特別に認められ
1850年にほぼ元の状態で復元されます。

 

1935年に国宝に指定されますが、
1945年の空襲で和歌山城は焼失します。

 

その後、市民からの要望などもあり、
1958年に鉄筋コンクリートで
和歌山城の外観をそのままに復元されました。

 

人気で有名な日本のお城とその城主について🏯【都道府県別】

 

和歌山城の見どころとは?観光前に要チェック!

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ここでは
和歌山城に見どころ
紹介していきます。

 

天守【和歌山城の見どころ】

より深く楽しむために 日本の城 鑑賞のポイント65 コツがわかる本

 

現在の和歌山城の天守は
1968年に再建されたものです。

内部には、徳川家ゆかりの貴重な品が
数多く展示されている資料館となっています。

また、天守閣の最上階からは
和歌山市街の景色を360度眺めることができます。

 

西の丸庭園【和歌山城の見どころ】

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和歌山城西之丸庭園は城郭内にある
江戸時代初期の大名庭園です。

紅葉が見事なことから
紅葉渓庭園」とも呼ばれています。

戦災などによって焼失しますが、
1972年に再建されたものが、国の名勝に指定されています。

 

岡口門【和歌山城の見どころ】

 

岡口門は、築城時には
表門(大手門)でしたが、浅野氏の
途中から裏門(搦手門)となります。

現存する門は、1621年に
徳川家が建造した2階建てのもので、
空襲でも焼けずに残った貴重な遺構です。

国の重要文化財に指定されています。

 

最後に

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この記事では和歌山城の歴史や城主、
観光での見どころについても
なるべくわかりやすく解説しました。

 

日本のお城の歴史や城主に興味のある方や
これから和歌山城を観光する方などにとって、
この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

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